“3秒”で心をつかむ、展示会作りへの挑戦
本企画は、座学から講師との個別相談会、さらには実際の出展までを通じて、
展示会出展のノウハウを習得する長期研修プログラムでした。約半年間の様子をご紹介します。
今回の研修は、展示会出展支援の第一人者である、株式会社展示会営業マーケティング代表の清永健一氏を講師としてお迎えしました。参加企業7社は経営者、部門長、担当者で構成される3~4名のプロジェクトチームを結成。展示会の効果を高めるため、各社が真剣に向き合い、入念に準備と議論を重ねました。
半年間の学びを実践へ。手ごたえが見えた3日間
「来場者がブースに立ち寄るかは、わずか3秒で直感的に判断される」。清永氏によれば、出展企業は来場者に対し、瞬時に、誰のどんな悩みを解決するブースなのかを示す必要があるとのこと。そこで参加企業は、想定来場者のペルソナや自社商材の訴求ポイントを、徹底的に議論し具体化しました。
また、ブースに設置するロールアップスクリーンやタペストリーの製作にも挑戦。自社商材の価値がひと目で伝わるメッセージを描きつつ、メディアで取り上げられた実績をPRするなど、来場者の視覚に訴える工夫を凝らしました。
約半年間の学びを実践する場となったのが、東京都等が主催する産業交流展。専門展示会出展への登竜門であり、清水氏によると「腕試しに最適」とされる展示会です。
迎えた初日、参加企業全社で集まり朝礼を実施。清永氏からの激励の言葉で幕を開けました。来場客が実際に商材を触り、試すことができる体験アトラクションを用意している企業や、遠目から見ても目を引く展示を行う企業、来場客の動線を踏まえて効果的な勧誘をする企業など、各社ともに研修の内容を存分に活かした工夫が見られました。
展示されているロールアップスクリーンやタペストリーも彩り鮮やか。ここに至るまでの努力と熱量が伝わりました。

(写真左)展示ブースは、あえて各社の仕切りを無くし一体感のあるデザインに。
自社ブースの来場者を隣の共同出展ブースにつなげていただく場面も生まれました。
(写真右)初日の朝礼時。清永氏からの激励で共同出展企業の一体感が芽生えました。
また、会期中3日間を通じては、出展企業のみならず、多くの投資先企業の皆さまにもご来場いただきました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
展示会出展の最大目標は、展示会後の次回面談につなげることにあります。パッと見が勝負の展示会で、ターゲットの認知・興味関心を惹きつけるために思考を重ねていくプロセスには、マーケティングのエッセンスが凝縮されていました。
今回の参加企業の皆さまが、今後さまざまな展示会へ挑戦される日を待ち遠しく思います。今後もこのようなプログラムを企画いたしますので、皆様のビジネスにお役立てください。
機関誌そだとう225号記事から転載










